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潮田健次郎氏(トステム創業者)の逝去を悼む(下)

トステムが工務店対象のフランチャイズに手を出したのは1984のアイフルホームが最初。
サッシで、ガラス店に経営ノウハウを提供して共存出来たのと同じ関係を、工務店との間で実現しょうとした潮田氏の実験。
ご存じのようにフランチャイジーは一定の範囲を商圏を買うという形をとっており、加盟会社は百数十社に限定される。
トステムが加盟店を募集していると聞いて、全国の工務店から申込みが殺到。あぶれた工務店が数多く出た。
そのあぶれた工務店名簿をもって独立したのがユニバーサルホームと言われている。

これに懲りて、以来トステムはいろんな名前のフランチャイズを組織した。多い時は数個もあったと記憶している。
しかし最近は激減して、トステム系のフランチャイズはアイフルとフィアスの2つだけ。

そして、商圏は重なっても構わないという条件のボランタリー・チェーンである「スーパーウォール」の加盟店が力をつけてきている。
スーパーウォールそのものは断熱厚が75ミリで、必ずしも高断熱住宅とは言えない。しかし、2年前から東北でも206のスーパー・シェル系が売れ出し、R-2000住宅並みの性能を提供している。

これとは別に、トステムの直営のツーバィフォー専門店として頑張っているのがジーエルホーム。
私の友人だった第一木工の中川社長が、85年にトステムのM&Aに応じたもの。
しかし、住宅部門でのM&Aはこれだけにとどまった。
力のある地場ビルダーは、トステムの傘下に入らなくても十分に力を発揮できた。トステムの本部スタッフは住宅に関して特別に優れた技術を持っておらず、魅力が乏しかったのが原因。

しかし、開口部関係ではトステムのM&Aは順調に進んだ。
85年の三井軽金属と日鐵カーテンウォール、90年のアルナ、00年の鈴木シャッター、02年の近畿車両、03年の日本建鉄がそれ。
とくに日鐵カーテンウォールのM&Aは、カーテンウォール部門の強化で画期的な役割を果たした。

そして、M&Aとは言えないが、01年のINAXとの提携による住生活グループの創設。さらに今年4月1日に上記2社に新日経、サンウェーブ、東洋エクステリアを加えたリクシルの新発足など、潮田健次郎路線は、いまも確実に継承されている。

こうした事業の展開を見て、潮田健次郎氏は事業家として、心おきなく安心して永眠に入られたのだろうか ?

かつては、年に1~2回は必ず電話があり、いろいろ情報交換をした。
年を取っても、氏の好奇心は薄れることがなかった。
日経新聞に、潮田健次郎氏の「私の履歴書」が掲載されたのは、08年の3月。
その2ヶ月前ぐらいにお会いしたのが最後だった。
鼻に管を通しての会見で、痛ましかった。

私は、静かな好漢・潮田健次郎は大きな仕事をやり残したと考えている。

ネットフォーラム・保存版より引用
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